第2次補正予算案の閣議決定に際して
2022.11.08update
- 本日、令和4年度第2次補正予算案が閣議決定された。
コロナ禍からの回復の足取りが重い中、エネルギー・食料価格急騰の影響を
大きく受けている世帯に対する支援が迅速に届くことを期待する。 - 一方で、今回の補正予算もまた、その財源の多くを赤字国債で賄うことになる。
既に政府債務残高は対GDP比260%を超えており、
将来世代の収入に依存した「ツケ払い」によって現世代の政策を
実施する構造には限界がある。 - 令和2年度の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う
全世帯への一律給付に対して「ばらまき」との指摘もあった。
それから2年以上が経過するものの、真に必要とする方々に、
十分な支援を届ける仕組みが未だ構築されていない。
岸田政権のリーダーシップの下、速やかに体制が整備され、
この課題が解決されることを強く望む。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 角元 敬治