代表幹事コメント

岸田新内閣の発足にあたって

2021.10.04update

一般社団法人 関西経済同友会
代 表 幹 事  生駒 京子

  • 本日、岸田新内閣が発足した。閣僚の過半数を初入閣の大臣が占める一方で、外交・防衛を担う両大臣を再任させるなど、変革と継続のバランスがとれた布陣と感じる。
  • 経済安全保障担当の大臣が配置されたことを評価する。国際情勢が大きく変化し、経済を安全保障のレンズを通して見ることの重要性が高まっている。当会は本年5月に経済安全保障体制構築に関する提言を発表するなど、強い問題意識をもっており、引き続き、提言などを通じて、我が国の経済安全保障の確立に貢献していきたい。
  • 2025大阪・関西万博に向け、引き続き、万博担当大臣が配置されたことを歓迎する。10月1日に開幕したドバイ万博では、日本館が好評を博しているという。大阪・夢洲での開催まで残り3年半となり、今後、世界の期待が高まっていくであろう。国家イベントである万博に対し、さらなる支援をお願いしたい。
  • 今般の自由民主党総裁選挙においては、コロナ対策や経済の立て直しなど、目下の最重要課題に加えて、財政再建、社会保障制度改革、少子化対策、エネルギー政策、格差是正、地方創生など、我が国が抱える様々な基本的課題を巡り、論戦が行われた。岸田新内閣においては、これらの課題を先送りすることなく、解決に向けた動きを本格化させることを期待する。

以上

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