大阪・関西万博の開幕を迎えて
2025.04.12update
- 大阪・関西万博がいよいよ開幕を迎える。4月13日から184日間にわたる「未来社会の実験場」がスタートする。
- 1970年の大阪万博の倍を超える165の国・地域および国際機関が参加する。世界中のひとびとが、ここ大阪・夢洲の地で、まさに「多様でありながら、ひとつ」になって「いのち輝く未来社会のデザイン」に取り組むこととなる。来場者数は約2,820万人、うち海外からは約350万人が見込まれており、この万博は、大阪・関西そして日本の魅力を世界に発信する千載一遇の機会でもある。
- 約8年前の2017年3月、「2025年日本万国博覧会誘致委員会」を大阪府・市、関西広域連合と、日本経済団体連合会、関西経済連合会、大阪商工会議所、関西経済同友会が設立した。2018年11月、3カ国の競争を制して、大阪・関西が2025年国際博覧会の開催地に選定された。2019年1月には「2025年日本国際博覧会協会」が設立され、以降、多数の関係者と市民の協力のもと、国家イベントとして開催に向けた準備が進められてきた。
- 誘致活動に携わった方々、会場やパビリオン、展示などハードの準備に尽力された方々、運営ルールの整備やコミュニティの形成などソフト面の対応に尽力された方々など、直面する多くの課題を解決してこの日を迎えられた関係各位に敬意を表し、心より感謝を申し上げる。
- 大阪・関西万博には、世界中からさまざまなアイデア、技術、コミュニティが集まる。関西経済同友会では、ひとびとの意識や行動に変容をもたらしイノベーションやビジネス機会を生むレガシーとして、これらを継承することが肝要だと考える。特に「ソフトレガシー」を継承するために、万博を知ること、ムーブメントを醸成すること、万博後もコミュニティが継続するよう支援することに、会期中から取り組んでいきたい。
- また、各国からの次代を担う若者との対話、世界中から来日する政府や経済団体との交流、他団体や行政・大学などとの連携にコミットし、関西と日本の新たな成長、SDGsの達成、そしてSociety5.0の実現に向け、この万博を最大限活用したい。
- この世紀のイベントを一人でも多くの方が体験し、自らの「いのち輝く未来社会」を想い描いていただけることを期待する。
以上
代表幹事 宮部 義幸
代表幹事 永井 靖二