代表幹事コメント

世界同時株安の加速と円高の継続について

2011.08.09update

社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大竹 伸一

日米欧の先進7カ国(G7)から市場安定化に向けた共同声明が発表されたが、具体策に乏しいため市場の混乱が治まらない。

各国は、小手先の協調介入だけに依存するのでなく、直ちに財政再建や経済再生の具体策を示し、これ以上の市場の混乱を食い止める強い意志を表明すべきである。

現下の状況を冷静に鑑みて、企業経営にとっては厳しい状況であるが、あえて、中長期の経営戦略の一環として海外資源の購入を実施することや、同様に政府においても、例えば外貨準備高の活用などを検討すべきである。

以上