こども家庭庁の発足にあたって

• 本日、内閣府の外局として、こども政策推進の司令塔となる「こども家庭庁」が発足した。
  こども政策担当大臣の指揮のもと、同庁が縦割り･多重行政による弊害の解消と国・地方自治体・民間の間での連携促進をリードし、こどもたちが必要とする様々な支援が、分野横断的かつ切れ目なく届けられることを期待する。
• こどもたちが直面している困難は、様々な要因が複雑に絡み合っており、その支援施策を　巡っては、国民の合意形成が非常に重要である。同庁にはEBPMを基軸とし、科学的な根拠や政策効果を示しつつ、こども視点・当事者視点に立った施策の立案･実施･評価･改善に取り組んで頂きたい。
• 次代の担い手であるこどもたちも、我が国のステークホルダーの一員だ。子育てを家庭だけに任せにするのではなく、企業や地域を含めた社会全体でこどもたちを育てていくことが肝要である。我々経営者も、従業員の子育て支援を「企業が社会から選ばれ続けるためのキーファクターの一つ」と捉え、具体的取り組みを一段と加速させていかねばならない。子育て支援に対する支出はコストではなく、未来への投資と捉えたい。

以上