「リニア中央新幹線」の建設指示について
2011.05.27update
本日、大畠国土交通相からJR東海に対し、「リニア中央新幹線」の建設指示が出されたことを大いに歓迎する。
「リニア中央新幹線」には、開業に伴う経済効果に加えて、東海道新幹線の代替路線としての機能が期待されている。想定される東海地震での交通の大動脈の寸断を避けるリスクヘッジの観点からも、新たな新幹線の整備の必要性が高まっている。
「リニア中央新幹線」の整備に当たっては、大規模地震への対応を含め、安全性の確保に十分に配慮して進めることが求められる。
関西地域が首都機能のバックアップ拠点を担うとともに、多極分散型の国土を形成する上でも、東京と関西を短時間で行き来できる環境が実現する意義は大きい。「リニア中央新幹線」の大阪までの全線開通について一斉開業をめざすべく、国は指導的役割を果たしていただきたい。
以上
社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大林 剛郎