「あべのハルカス」全面開業
2014.03.07update
本日、「あべのハルカス」が全面開業した。近畿日本鉄道㈱が総力を挙げ、4年がかりで阿倍野・天王寺に造り上げた日本一高い新しいランドマークの完成に、心からお祝いを申し上げたい。
この地域は、農業・漁業から工業まで、第1次産業から第3次産業まで揃った可能性を秘めた大阪府南部の玄関口である。歴史・文化の面でも、四天王寺を始めとして安土桃山時代に発展した寺町界隈の町並みや、生國魂神社で発展した浄瑠璃や文楽があり、また千利休と茶の湯を生んだ堺とも近く、上方文化を今も受け継ぐ町である。「あべのハルカス」は、大阪の産・官・学・歴史・文化を結びつけ、そこから新たな創造を生む拠点として、さらなる発展を期待したい。
キタの「グランフロント大阪」、エンターテインメント性豊かなミナミ、そして「あべのハルカス」と、一極集中ではなく、それぞれの地域特性を生かした町づくりをすることで、大阪、ひいては関西全域の活性化につなげていきたい。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 鳥井 信吾