関西で「未来産業」を育むために
~ウエルビーイング社会をめざして~
2012.03.09update
「未来産業」とは、今はまだその姿を現していない産業の抽象的な総称である。ここでの「未来」は、現在の延長からは予測しえない近くとも10年先から、遠くとも夢物語とはならない一世代・30年先まで幅を持たせることとした。
本委員会では、関西の強みを再発掘して深化させ、それら強みの有機的な連携を基軸として未来を見据え、関西地域の産業が持続的に成長し、新産業が花開くための要件を「未来産業とその発展モデル」として研究することをテーマとして掲げ、2年間の活動を行った。
1年目である昨年度には、まずは実現性のある未来予想図を模索することとし、シナリオを描いた。東日本大震災、タイの洪水、超円高、ユーロ圏での問題発生など、さまざまな社会での大きな変化があり、それらも考え合わせた上で、シナリオで描いた未来像に至るための打ち手を探るべく、2年目の議論を行った。
本委員会の提示した未来への行動が、実際の未来産業の創出と、関西の活性化に資することができれば幸甚である。
2012 年3月
社団法人 関西経済同友会
未来産業委員会