提言・アピール等

今後の政治に望む
ー安倍改造内閣発足にあたりー

2007.08.27update

2007 年 8 月 27日
社団法人 関西経済同友会
代表幹事 小嶋 淳司
代表幹事 齊藤 紀彦

わが国は今、重大な岐路に立っている。安倍政権に引き継がれた構造改革路線を継続するか否かの選択を迫られているからである。
次の衆議院議員選挙に向けて、政権与党である自民党がこれまでの路線を放棄し、一方、参議院第一党になった民主党が政権奪取戦略として改革路線を否定する動きを加速させることを、我々は危惧する。構造改革は、人口減少下の日本が国際競争力を強め、グローバル競争を生き抜くために避けて通れない道である。辛くとも成し遂げなければならない。
経済だけでなく、道州制、国際関係、憲法改正など、票には直接つながりにくいとされる国家的課題についても、逃げることなく正面から取り組み、国家としての矜持を示さなければならない。
我々は、日本が経済、外交などあらゆる面で、国際社会から評価される存在でありたいと願う。このため、安倍首相が改造内閣を発足させるにあたり、今後の政治の在り方について、以下の通り求める。