インバウンドツーリズム新時代
~関西からはじめる「おもてなし宣言」~
2011.06.10update
3月11日(金)に発生した東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対し、心よりお見舞い申し上げたい。
また、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げるとともに、我々としてもできる限りの協力をしてまいりたい。
本来であれば、4月は、日本全国が花見を楽しむ外国人観光客で賑わう季節であるが、この度の震災とそれに伴う原発事故の影響により、東日本だけでなく、日本全体において、外国人観光客のキャンセル、日本回避が相次ぎ、日本のインバウンド観光産業が危機的状況を迎えている。
日本の復興のためには、経済の立て直しが急務であり、特に観光産業は、従来から経済成長戦略のひとつとして大きな期待が寄せられてきた分野である。我々は、昨今急激な伸びを続けていた日本へのインバウンド観光の灯を守るため、ここ関西から日本の観光魅力、日本の活力を発信し続け、観光産業を盛り立てる役割を担わなければならない。
そもそも観光産業は、草の根の国際交流を実現する平和産業である。さらには、グローバル化時代において、観光産業が経済発展に与える貢献度は極めて大きい。当委員会では、観光産業の活性化が、日本経済の復興さらなる発展に寄与するものと信じ、関西におけるインバウンド観光推進策を提言する。
2011年4月
社団法人 関西経済同友会
観光推進委員会