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私達の取り組み
大阪中之島美術館 絵画鑑賞会を開催  ~モネの連作、近代大阪で活躍した女性画家たち~
2024年2月15日
大阪・関西の文化力向上

大阪中之島美術館 絵画鑑賞会を開催 ~モネの連作、近代大阪で活躍した女性画家たち~

文化・芸術の力委員会(委員長=浮舟邦彦 滋慶学園 理事長)では、2月15日、大阪中之島美術館 絵画鑑賞会を実施し、約50名が参加。菅谷富夫館長と研究副主幹 小川知子氏の講話により、美術館の取り組みと開催中の2つの展覧会について知見を深め、作品の数々を堪能しました。

 

■大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫氏

「大阪中之島美術館 開館3年目に向けて」

2022年2月の開館以来、入館者は100万人を超えた。展覧会のほかにも、「ナッカキッズ ラーニングプログラム」(2023年度8回、79名参加)や終了した展覧会の巨大垂れ幕を使って世界にひとつだけの作品を作る「アップサイクル・ワークショップ(3回)を実施し、好評を博した。環境負荷に配慮し、展示施工時の工夫、展覧会入口などの仮設壁・仮設ケースの再利用等も行っている。

 

■大阪中之島美術館 研究副主幹 小川知子氏

「モネ 連作の情景」展

印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネは、空想ではなく見たものだけを描く人であった。水のある風景を好み、アトリエ舟を発明、戸外/水上で作品制作を行った。本展では、国内外51館のモネの代表作約70点を展示。同じ場所やテーマに集中し取り組んだ「連作」の過程に注目しつつ、お楽しみいただきたい。

「決定版! 女性画家たちの大阪」展

約100年前の大阪では、多くの女性日本画家が活躍。当時、日本画における官展入選率は、女性が全体の4%(大半が男性)、大阪は全体の5%(大半が東京、京都)の中、島成園が文展入選、岡本更園、木谷千種、生田花朝らも続いた。

本展では、大阪の女性日本画家59名の作品186点を展示。これらを明らかにし近代日本美術の歴史の中に正しく位置づけるとともに、大阪のみの問題にとどめず、女性アーティストに関する幅広い研究への広がりを期待する。