第69回西日本経済同友会大会 和歌山で開催

第69回西日本経済同友会大会
“新たな国づくり”へ科学技術を活かす

　第69回西日本経済同友会大会が、平成23年10月21・22日の両日、和歌山市で、「地域発 新たな国づくり～科学技術による減災と産業振興の可能性を探る～」をテーマに開催され、西日本18地区経済同友会から約420名が参加した。

　大会は、大桑堉嗣(和歌山)代表幹事の挨拶で開会、続いて大竹伸一(関西)代表幹事が問題提起を、宇宙航空研究開発機構(ＪＡＸＡ)の立川敬二理事長が基調講演を行った。

　パネル・ディスカッションでは、大林剛郎(関西)代表幹事がコーディネーターを務め、仁坂吉伸 和歌山県知事、堀江英明 東京大学特任教授、池田貴城 文部科学省産業連携・地域支援課長をパネリストに科学技術を駆使した減災や産業振興の事例、そのための産官学連携や科学技術政策のあり方について意見を交わした。

　討論終了後、耐性が強く回復力のあるレジリエントな社会の構築に向けて西日本が科学技術の先進地域となり、日本経済を成長軌道へ回復させる決意を示す共同見解を採択。最後に、愛媛の鈴木欽次郎代表幹事が次期開催地挨拶、和歌山の米坂享副代表幹事が閉会挨拶し、大会を締めくくった。

　懇親パーティも、マグロ、クエなど地元の食材を用いた料理で大いに盛り上がった。翌日は、高野山参詣、熊野古道ハイク、ゴルフなど３コースのエクスカーションが行われた。