2023年8月30日
日本の安全保障の確保
安全保障委員会 「第20回大韓民国訪問団」
安全保障委員会は、8月28日~30日まで、大韓民国訪問団をソウルへ派遣した。当会では2000年よりほぼ毎年、韓国を訪問し、政府要人や幹部らと北朝鮮問題、日韓関係、東アジア情勢などについて議論をしている。今回は第20回目の節目となった。
訪問団には、杉野利幸 安全保障委員会委員長(三紀ホールディングス 代表取締役社長)、藤岡ゆか 委員長代行(藤岡金属 代表取締役社長)、角元敬治・宮部義幸 両代表幹事ら26名が参加した。現地では、外交部、統一部、統一研究院、国立外交院のほか、柳明桓 元外交部長官 韓日・日韓フォーラム韓国側議長、申珏秀 元駐日大使らとの意見交換を行った。また、韓国貿易協会を訪問し、友好協力関係構築に関する覚書(MOU)を締結した。
韓国では昨年5月に尹錫悦政権が発足し、日韓両国間のシャトル外交が本格化している。また、今年8月には日米韓首脳共同声明として「キャンプ・デービッドの精神」が発表され、「日米韓のパートナーシップの新時代」を迎えている。現地での意見交換を通じて、日韓・日米韓が安全保障や経済面での協力を強化していくための方策、北朝鮮の核・ミサイル開発状況などについて理解を深めた。
日韓関係が正常化し、大きく前進するなか、当会はこれを更に後押しするべく今後も民間外交を続けていく。