2016年8月24日
日本の安全保障の確保
安全保障委員会 「第15回大韓民国調査団」
未来志向の日韓関係構築に向け、新たな段階へ
安全保障委員会は、8月24~26日まで、第15回大韓民国調査団をソウルへ派遣した。同委員会は2000年からほぼ毎年韓国を訪れ、政府関係者や有識者らと、安全保障問題、北朝鮮問題、日韓米中関係、政治経済問題等について率直な意見交換を行っている。佐藤潤常任幹事・安全保障委員会委員長(昭和丸筒 取締役会長)を団長に、䕃山秀一・鈴木博之両代表幹事はじめ、中野健二郎特別幹事ら、総勢19名が参加した。
韓国では、統一部・外交部・国立外交院・韓国経済研究院(全経連傘下)・在韓米国大使館を訪問するとともに、元大統領府外交安保首席や韓国経済団体幹部ら、多彩なゲストを招いた朝食懇談会・夕食懇談会を開催した。 訪問期間中は、南シナ海の仲裁裁判判決や韓国のTHAAD配備に対して中国が反発を強めたり、北朝鮮による潜水艦からのミサイル発射や日中韓外相会議、さらには韓米合同軍事演習やソウル市内の民間防衛訓練等が重なる中、各訪問先ではより友好的で未来志向的な日韓関係の重要性を指摘する声が相次いだ。
訪韓直前には本会が「日本とアメリカ合衆国・大韓民国との相互理解の促進」に寄与したことで外務省から外務大臣表彰を受賞する等、長年に亘る民間外交の成果の結実を感じさせる訪韓団となった。