学生起業家との意見交換会を実施
本会 グローバルベンチャーエコシステム委員会では、関西の学生起業家の皆様との意見交換会を実施いたしました。
地球環境の悪化、人口減少、貧困…、様々な社会課題が深刻化する現在、これらに対する解決意欲を持つ学生が関西には多数おられます。また、課題に対する向き合い方、解決策は柔軟かつ多様で、なかには既存のビジネスとは異なる発想も含まれます。
そこで5名の学生起業家による各5分間のピッチを行うとともに、意見交換において「起業のきっかけは何か?」「なぜ、そのビジネスモデルに行きついたのか?」「なぜ既存企業を通じた課題解決ではないのか?」「現在の悩みは何か?」などについて理解を深めました。そして経済界として学生起業家の想いを受け取るなかで、今のエコシステムに足りない要素を知り、これから変えねばならないことは何か、考える機会となりました。
登壇されたのは以下の皆様です。
【若手起業家】
株式会社Plala 代表取締役 原田 瑞穂 氏
‐「今日からできるSDGsダイアリー」を企画・販売。「社長からつけよと言われたからバッジを付ける」を脱すべく、日記を通じ無意識にSDGsを目にする→実際に考え行動する、に繋げている。スウェーデンでの学びが契機。
OYAOYA 代表 小島 怜 氏
‐食品ロス削減、中山間地農業の存続問題を解決すべく、規格外野菜を乾燥野菜として販売。 「生産者が見えるブランド」を目指す。大学での農業地理学、企業でのWeb広告作成に携わったことが起業の契機となった。
京もの屋SEKIROKU 代表 髙永 雅人 氏
‐平安時代から日本人に愛された「柿渋」で染めたマスクを販売。コロナで人通りが絶える中、京都の宣伝、職人の技術を情報発信することを目指し、「やってみよう!」から始めた。楽天ふるさと納税などにも出品中。
株式会社ENロジカル 代表取締役 廣瀬 哲人 氏
‐「学生ラボ型開発」により、高速・安価に企業などの新規事業を支援する。クライアントに対し、学生インターン生を始めとする専属チームを構築。これとは別に昨年、大学受験コーチングの事業を教育系の企業へ売却した。
株式会社カタルシス CEO 山本 周雅 氏
‐学生同士が語り合うBAR「カタルシス」を運営するほか、1、2回生に対し、イベント企画を通した自己実現の機会提供。人の本質はモノを作る創造性、学生の創造性を高めたい、傍聴者なく主体者を増やしたい、と考えている。
【京大起業部】
京都大学起業部 代表 桺本 頌大 氏
‐ 2019年4月創部。29名が所属し、文理半々。メンタリングや勉強会、先輩起業家との交流会、年2回のDemoDayなどを設置している。累計10名の起業家を輩出。