私達の取り組み
2019年4月25日
大阪府・市改革

吉村新大阪府知事・松井新大阪市長に望む

今回の大阪府知事選挙と大阪市長選挙で、府民・市民は吉村洋文新知事、松井一郎新市長に、今後4年間の府政・市政を託した。これは従前の体制のもとで、それぞれが残した実績に対する住民の評価の表れと、これからの府政・市政に大きな期待を寄せた結果である。この期待に応えるためにも、知事・市長には、経済の浮揚や行財政改革などに、今まで以上の覚悟で取り組んでいただきたい。

世界では、都市間での競争が激化の一途を辿っており、国家の枠組みを越えて都市の役割の重要性が高まっている。今後の府政・市政においては、世界の中での「大阪」の視点が必須である。世界の都市間競争の中で、「大阪」が存在感を発揮し得るには、“対東京”のような国内へのフォーカスや既存の戦略のブラッシュアップではなく、従来の延長線上にない発想のもとで、新たなビジョンを描き、戦略を実行することが求められている。知事・市長には、「維れ新たなり」の心意気で、“変革”のリーダーシップを期待する。

以下、新知事・新市長に最優先で取り組んでいただきたい課題を、3本の柱と12項目に取りまとめた。早期の着手と解決を求めたい。