令和5年度通常総会　角元・宮部 新体制スタート　～健全な危機意識で未来に向けた行動に取り組む～

5月15日、令和5年度通常総会を開催した。 コロナが5類に引き下げられ、総会、懇親パーティともに盛大に実施、300名を超える会員、スタッフ、プレスなどが集まった。決算、役員の選任等すべての議案が承認可決され、角元敬治、宮部義幸の両氏が正式に代表幹事に就任した。 今年度の事業計画テーマは、「健全な危機意識で未来のための行動を～持続可能な経済・社会を関西から～」。 世界経済が、ロシアのウクライナ侵攻などの地政学的緊張やインフレ・金利上昇圧力の強まりなどから、大きな曲がり角に直面している。国内においては少子高齢化による生産年齢人口の減少や構造改革の停滞など、問題の先送りが繰り返されている。様々な前提が揺らぐ今こそ困難な課題に真正面から向き合うことが必要だ。健全な危機意識と自ら変革する覚悟を持って行動することが求められている。 本会は、こうした認識のもと、「企業経営」「国・地域の発展」の2つの視点から、①国民自身の活力・競争力の向上 ②経済的競争力・財政的健全性の強化 ③サステナビリティを巡る諸課題への対応力強化 ④地政学リスクに対する抑止力・適応力の向上 の４つのミッションを基本方針として掲げた。そして、広い視野で変化と課題をとらえる調査・研究、問題の根元まで掘り下げた提言を行うとともに、自らの実践活動を通じて、社会にムーブメントを起こす活動を行っていく。 総会後の懇親パーティでは、多くの参加者が交流を深め、今後の活動に期待を寄せた。