関空・伊丹統合に関する法案の閣議決定について
2011.03.11update
今般、関西国際空港と大阪国際空港が一体的・効率的に設置・管理されるよう法案が閣議決定された。これは空港機能の強化に新たな一歩を踏み出すものであり、アジアをはじめとする諸外国との交流拡大による関西の活力再生に資するものと、大いに歓迎する。
今後は、速やかに法案が成立され、実行に移されることを強く望む。
関西国際空港の国際拠点機能が強化されて旅客と貨物の両面で競争力が高まることは、関西ばかりでなくわが国全体の国際競争力の向上につながる。政府には、両空港の経営統合やコンセッションといった形にこだわることなく、真に関西国際空港の競争力強化につながる施策をスピード感をもって確実に遂行していただきたい。
関西国際空港のポテンシャルを更に高めるためには、LCC拠点化による航空旅客の多様なニーズへの対応が必須で、そのために政府には必要な予算措置など、全面的な支援をお願いしたい。
以上
社団法人 関西経済同友会
代表幹事 山中 諄