平松大阪市長への提言
～市民参画の推進による活力ある大阪の新生～

活力ある大阪の新生に向けては、市民改革、即ち市民の社会参画の推進が、行政改革とともに車の両輪となる。関西経済同友会「市民会議推進委員会」は、市民主導の地域活性化のプラットフォームとなる「市民会議」の立ち上げなどを提言し、その実現へ向け具体的な働きかけを行ってきた。大阪市でも、各区で市民参加による「未来わがまちビジョン」実現への取り組みがなされ、現場からの改革を主眼とした区政改革や、地域課題に市民とともに取り組む各区独自の自主企画事業への予算の拡充がなされている。この大阪市の取り組みの方向は間違っていないが、しかし不十分な点も見受けられる。そこで、当委員会として２年間の活動を総括して、次の３つの提言を行う。