「環境ソリューション地域・関西」宣言
~情報受発信プラットフォームの設立に向けて~
2009.05.01update
地球環境問題には、「地球温暖化」「オゾン層破壊」「酸性雤」「砂漠化」「野生生物種の減尐」「有害廃棄物の環境・海洋汚染」などがあるが、なかでも最も解決が難しく、影響が大きいのが地球温暖化であろう。
2007 年に IPCC(気候変動に関する政府間パネル。1988 年に UNEP:国連環境計画と WMO:世界気象機関により設立)は、人類活動による大気中の CO2の増加が温暖化の原因である可能性が非常に高い(verylikely)と報告している。
「地球温暖化の原因が CO2 によるものとは言えない」という議論があることも確かである。しかし、CO2原因説が正しかった場合、地球環境は取り返しのつかないことになるであろう。森林を伐採し、石油などの限りあるエネルギーを浪費し続けたとしたら、地球環境は破壊されていくであろう。
こうした問題意識のもと、本稿は、地球温暖化はもちろん、有害廃棄物による環境汚染など、総合的に環境を捉えた環境問題解決に向け、関西地域の貢献のあり方として、「環境ソリューション地域・関西宣言」をまとめる。その実現に向けて、本委員会では「関西環境ソリューション・プラットフォーム」を設立し、情報受発信力を強化するとともに、関西経済同友会の会員一人ひとりが「関西環境親善大使(仮称)」となって、環境ソリューション地域・関西をそれぞれの立場でアピールしていくことが必要と考える。
2009 年5月
社団法人 関西経済同友会
環境委員会