大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築
関西経済同友会 広域観光推進委員会(委員長=難波正人 竹中工務店 取締役会長、上村多恵子 京南倉庫 代表取締役)は、報告書「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築」を取り纏めました。
【概要】
本委員会では、2021年度の広域観光委員会の提言『舟運を活用した新たな広域観光の実現へ』をベースに、2022年度・2023年度の2年に亘り、舟運を活用した大阪湾と瀬戸内海をつなぐ「海の観光ゴールデンルート」の創造に向けた実行活動に取り組んできました。
本報告書では、次年度以降の実行に向け、2021年度の提言から2022年度・2023年度の実行までで積み重ねてきた活動内容を網羅し、取り纏めています。
【2021年度の成果(提言)】
提言①:大阪湾と淡路島をつなぐ舟運ネットワークの構築
提言②:安全面や運用ルールを考慮したクルーズ事業の拡大
提言③:クルーズ事業推進と両輪となる港周辺の観光整備
提言④:地域特性を活かした新たな観光コンテンツの掘り起こし
提言⑤:関係者がリスクをシェアしながら事業参画できるスキーム構築
提言⑥:地域観光情報ネットワークの推進
【2022年度の成果(実行)】
成果①:「2025年大阪・関西万博」と「2029年IR開業」の2STEPをターゲットイヤーとして設定
成果②:大阪・関西万博での実現を目指す取組案の立案と課題の整理
成果③:IR開業を見据えた取組案の立案
【2023年度の成果(実行)】
成果①:万博時の北岸壁の運用情報収集/円滑な運用に対する博覧会協会をはじめ各所へのアピール
成果②;万博時を想定した大阪港-神戸港実証クルーズの実施神戸ベイクルーズ㈱ 連携
成果③:IR開業を見据えた観光クルーズの実施(一社)夢洲新産業・都市創造機構 企画
成果④:観光庁、せとうちDMO、四国関係者との関係強化・連携協議の推進
万博へあと1年という意識で、実施可能な事業を強力に推進・サポート
次年度は、委員会活動の継続により万博時での実現、さらには将来的な事業化へ向けて活動する
(事業イメージ)
・神戸港~夢洲ルートの実現/その他夢洲起点ルートの実現
・大阪湾~瀬戸内をつなぐ新たな周遊ルートの模索
・スーパーヨットによる大阪湾~瀬戸内連携の推進、シェアビジネス検討
・舟運コンテンツ(舟運ならではの体験、船内アクティビティ等)の検討
・大阪湾~瀬戸内エリア関係者との連携強化
以上
一般社団法人関西経済同友会
広域観光推進委員会