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私達の取り組み
2025年日本国際博覧会協会 東川直正副事務総長(理事)に、アピール「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築」を手交
2023年11月2日
「大阪・関西万博」推進 / 政策当局との意見交換、全体の活動など

2025年日本国際博覧会協会 東川直正副事務総長(理事)に、アピール「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築」を手交

広域観光推進委員会では、11月2日、難波 正人 共同委員長(竹中工務店 取締役会長)、上村 多恵子 共同委員長(京南倉庫 代表取締役)が、東川 直正 2025年日本国際博覧会協会 副事務総長(理事)を往訪。アピール「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築 ~2025年大阪・関西万博を好機と捉えて~」を手交した。

【アピール要旨】
〇問題意識
①オーバーツーリズム対策
コロナ禍以前から、関西では、オーバーツーリズムの問題が生起しており、関西地域内だけではなく、関西地域外、特に中国・四国・九州方面への観光客の分散施策が必要である。関西以西への観光客分散を達成するためには、瀬戸内海沿岸地域に向け、舟運を活用した水都大阪の活性化、またそれに伴う瀬戸内海~大阪湾の新たな連携(大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築)をもって観光開発を図ることが必要となる。

②観光産業の高付加価値化
コロナ禍以前、観光産業はインバウンドにより量的に大きく飛躍した。次の課題は、高付加価値化による質的な成長である。関西国際空港を擁するインバウンドの玄関口“大阪・関西”と、欧・米・豪を始めとしたグローバル富裕層から高く評価される“瀬戸内”を舟運でつなぐことで、消費額の大きい層を取り込める観光産業の構築を推進すべきだ。

〇万博まで
本委員会の問題意識である「オーバーツーリズム対策」「観光産業の高付加価値化」の観点から、2023年秋に公表が予定される万博の『来場者輸送具体方針(アクションプラン) 第3版』策定にあたって、特に水上交通に関して次の点に留意すべきと考える。

●具体的な運行計画の検討・立案における、関西以西、瀬戸内海の舟運事業者との十分な対話

●喫緊の課題として、大阪市内の川から海につながり夢洲・天保山に向かう航路、神戸港から夢洲・天保山への航路の想定、支援

●大型船が夢洲に直接着岸できない状況を踏まえた、着岸が想定される天保山客船ターミナル等の利用手続きの簡便化や夢洲までの円滑な移動への協力、助成

〇万博以降
ポスト万博を見据え、2025年万博の水上交通利用を、2030年には西日本全体に広がる水上交通のレガシーとすべく、下記施策の必要性を訴える。

●中型船用桟橋の本設化、大型船も接岸できる夢洲北護岸の強化

●大阪湾~瀬戸内海までの広域観光水上航路と、四国・中国地方への航路延伸

右から難波共同委員長、東川副事務総長、上村共同委員長

参考:【提言】舟運を活用した新たな広域観光の実現へ | 一般社団法人 関西経済同友会 (kansaidoyukai.or.jp)

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アピール 「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築 ~2025年大阪・関西万博を好機と捉えて~」

参考資料 2022年度関西広域観光推進委員会 報告書「大阪・瀬戸内をつなぐマリタイムルートの構築」