自由民主党総裁選挙について

○本日、自由民主党総裁選挙の投開票が行われ、菅新総裁が選出された。
○今、日本および全世界は、新型コロナウイルスという未曽有の危機に直面している。与党党首として次期首相になるであろう菅新総裁には、覚悟と責任をもって、この難局に対処してもらいたい。これまでの感染防止策・経済対策とその効果等を冷静に振り返り、新たな視点を持って必要な対策を果敢に講じて欲しい。
○ポストコロナを見据え、骨太方針2020の最優先政策課題として位置付けられた「デジタル･ガバメントの構築」を具体アクションとして断行することを期待する。縦割り行政を打破しつつ、様々な抵抗をも乗り越えデジタル化を加速して欲しい。
○地方議員出身の菅新総裁には、東京一極集中の是正に向けた取り組みにも強く期待したい。
○関西としては、とりわけ、大打撃を受けているインバウンド消失の回復に向けた道筋の明示、その先の国家イベントである大阪・関西万博の成功に向けた強力な支援を求める。
○短期的な経済対策の重要性はいうまでもないが、中期的な視点も忘れるべきではなく、プライマリーバランスの黒字化実現を望む。足元のコロナ対策のために短期・集中的な財政出動は必要である。しかし、財政健全化は、我が国にとって積年の重要課題であり、将来を担う次世代のためにも、その歩みを止めるわけにはいかない。菅新総裁には財政健全化に向けたリーダーシップの発揮にも期待したい。

以上