新型コロナウイルス - 新たな局面にあたって
2020.07.14update
- 全国の新型コロナウイルス感染者数が、連日300人前後の水準で推移している。大阪府では、大阪モデルにおける「イエローステージ(警戒)」となり、通天閣に黄色信号が灯った。状況の変化を受け、速やかに府民に警戒を呼びかけた対応を、まずは評価する。
- 経済活動再開に向けた動きが本格化した矢先ではあるが、今一度、危機感を高め、3密を避けるなど、これ以上の感染症拡大に歯止めをかける必要がある。一方で、以前のような全面的な経済活動の抑制は、国民経済と人々の暮らしに大きな影響を与えることが避けられない。政府・自治体においては、これまで得られた知見を基に、効果が高いと見込まれる対策に焦点を絞り実行していくべきである。同時に、それぞれの対策の内容と見込まれる感染拡大抑止効果を論理的に示し、国民や事業者の不安感払拭に努めて頂きたい。
- 企業においても警戒を強めねばならない。可能な場合、テレワークや時差出勤、デジタルツールの積極活用などにより、感染症拡大防止に努め、コロナウィルスと共存するニューノーマルな企業経営を一層推進すべきである。
以上
代表幹事 深 野 弘 行