2018年1月23日
ベンチャーエコシステムの活性化
ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充 氏 が講演
本会では、株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充 氏をお招きし、『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』をテーマに講演会を開催しました。
微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、栄養価が高くCO2を吸収することから、食料問題、エネルギー問題、地球温暖化の解決など様々な観点から注目を集めています。そのようななか、株式会社ユーグレナは2005年、絶対に不可能とまで言われてきたミドリムシの食用屋外大量培養に世界で初めて成功し、ミドリムシの産業利用を進めています。そして2014年12月には、東京大学発ベンチャー企業として、日本で初めて東証一部に上場するに至りました。しかし、起業後は困難の連続で、ミドリムシ販売を始めた当初も500社に「営業して買ってくれた会社はゼロ」というエピソードは有名です。
講演では、起業時の苦労や、起業時における大学の役割、また成功に至った転機、さらに今後の目標などについてお話頂きました。そして、ベンチャー企業にとってより使いやすく、頼りがいのある支援の仕組みとはどのようなものか、なぜ日本ではイノベーションが上手くいかないかなどについて知見を得る機会となりました。