参議院議員選挙の公示について
2013.07.03update
明日7月4日、参議院議員選挙が公示される。
現在の日本には、喫緊の課題である経済再生・成長戦略は勿論、財政改革、持続可能な社会保障制度改革、外交・安全保障体制の強化、TPP交渉、安定的なエネルギー供給、地方分権等、各分野で中長期的視野に立った課題解決が待ったなしの状況にある。
経済回復に向けた明るい兆しが見え始めている今、各政党は、これら山積する課題に対して如何に取り組んでいくのか、具体的かつ持続性のある方策を提示し、スピード感を持って実行していく必要がある。
本選挙は、昨年12月に発足した安倍政権への信任投票という位置付けであるとともに、将来の「この国のかたち」を占う重要な選挙でもある。だからこそ、各政党は今般の選挙から解禁されるインターネット選挙運動を積極的に活用し、特に将来を担う若年層の政治参加を促す工夫を凝らし、魅力ある日本の将来像を示さなければならない。
最近の国政選挙において60%を下回る投票率が常態化している現状は、民主主義国家においては健全とは言い難い。我々有権者側も、「この国のかたち」を創るのは自らの責務であるとの覚悟を持ち、今般の選挙に臨むべきである。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 加藤 貞男