松下正治氏のご逝去を悼む
2012.07.17update
関西経済界の発展に大きな功績を残された、松下正治氏の突然の訃報に驚いている。
松下さんは、関西経済同友会設立3年目の昭和23年に入会され、今日までじつに64年の長きにわたって同友会活動の発展に尽くされた。また昭和48年度から49年度まで、代表幹事を務められた。
当時は、日本が高度成長の爛熟期を迎えるなかで、第一次石油危機が発生して、経済情勢が一変するという大激動の時代であった。
そのような状況のもと、代表幹事として、いち早く「企業の社会的責任」をとりあげて議論されるなど、時代を先取りした活動をされる一方、「日本人研究」という、同友会はじまって以来の大調査をもとにした、いかにも同友会らしい報告をまとめられた。
私どもは、偉大な先駆者であった松下さんを模範とし、その考えをしっかりと受け継いで活動してまいりたい。
今はただ、謹んでご冥福をお祈り申し上げる。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大林 剛郎