政府の大飯原発再稼働の決定について
2012.06.16update
本日、福井県知事の同意を受け、政府が大飯原発3・4号機の再稼働を正式に決定した。計画停電等の可能性が低くなり、国民生活に与える影響が少なくなることに安堵している。
しかしながら、関西広域連合が5月30日に再稼働を容認する声明を出してから政府の決定に至るまでに、2週間以上の時を要したことは遺憾である。この結果、関西の産業界は節電対策に奔走することを余儀なくされた。
政府は、速やかに原発の安全基準を確立するとともに、電力供給地と消費地という枠組を超えて、電力の安定供給は国全体の課題であるととらえて、新たなエネルギー政策を早急に策定してほしい。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大林 剛郎