大飯原子力発電所再稼働について
2012.04.13update
本日、関係閣僚会議において、大飯原子力発電所3、4号機の再稼働が妥当との判断がなされた。わが国に重くのしかかる電力供給不安の解消に向け、一歩前進したことを評価したい。
電力の安定供給は、企業の生産活動における基盤である。原子力発電所の再稼働が、電力不足を主要因とした企業活動の縮小や生産拠点の海外シフトによる産業の空洞化などの回避に繋がることを期待する。
政府及び電力会社は、常に最大限の安全性を確保すべく、実施計画(工程表)の更なる前倒しや、科学的知見に基づく対策の見直しなど不断の努力を重ねるとともに、国民や地元自治体などが安心できるよう安全に関する情報開示をきめ細かに実施することが不可欠である。
また、政府は、今後いかにして安定的に電力を確保していくべきかを議論し、国民生活や産業活動を支える中長期的なエネルギー政策を早急に示すべきである。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大竹 伸一